現在は、工事担任者2級デジタル通信(旧DD3種)の国家試験受験に必要な項目のみに絞った講座のみ実施しています。以下の試験内容に沿った説明と過去問を解説しています。
テキストは出題傾向に沿った内容で編集したオリジナルテキストを使用します。
試験の内容
工事担任者2級デジタル通信の試験は毎年、5月と11月に実施されます。科目は以下のとおり3科目あります。
①電気通信技術の基礎
電気回路、電子回路、論理回路、伝送理論、伝送技術等の基礎的内容です。
②端末設備の接続のための技術及び理論
電話機等端末設備の技術、ISDN、PBX等、IP電話機、エリアネットワーク等に関する技術的な内容と工事方法等に関する問題です。
③端末設備の接続に関する法規
電気通信事業法、端末設備等規則、工事担任者規則、有線電気通信設備令、有線電気通信法などから出題されます。
工担者試験には、科目合格があり、科目合格は3年目まで有効です。
<参考>工事担任者試験の種別と出題傾向
電気通信の工事担任者は、電気通信事業者の交換機やブローバンド設備に端末機の接続工事を行う際に必要な資格です。工事担任者には以下のように5種類の資格があります。
資格者証の種類 | 工事の範囲 |
第一級アナログ通信 | アナログ伝送路設備に端末設備等を接続するための工事及び総合デジタル通信用設備(ISDN)に端末設備等を接続するための工事 |
第二級アナログ通信 | 上記工事ができるが、回線数が1回線の場合に限る |
第一級デジタル通信 | デジタル伝送路設備に端末設備等を接続するための工事。主にインターネットなどのブロードバンド用光ファイバ接続工事など |
第二級デジタル通信 | 上記工事ができるが、接続点におけるデジタル信号の入出力速度が毎秒1ギガビット以下に限る。 |
総合通信 | 上記、全ての工事ができます。 |
電気通信事業の今後の展開として、2024年にNTTの電話網がIP網に移行される予定ですが、これに伴いISDNの「デジタル通信モード」(データ通信機能)が廃止される見込みです。
ISDNを使った電話は残るのですが、いずれにしろ、アナログ通信系の資格は先細りになると想定されます。従って、
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